2020年4月5日現在、日本の都市はロックダウン(都市封鎖)は行われていません。
ですが、オリンピックの延期決定と、世界の潮流に日本だけが逆らえないというのもあり、週明けにも日本で都心(首都圏と大阪)のロックダウンが始まりそうです。コロナウィルスは弱毒性なので死亡率は低いのですが、感染率が高く、無症状の人から、死亡率の高い呼吸器疾患者や高齢者に感染し、死亡させる可能性が高いため、都市封鎖はやむをえない事態です。
ロックダウンが行われても、日本の政府には、海外のような強制力がないため、緩やかなロックダウンになるようです。ですが、最も注意しないといけない事態は、ロックダウン開始直後にスーパーに人々が殺到し、長蛇の列に並ぶことでコロナウィルスに感染してしまうことです。なので、長蛇の列に並ぶことを避け、事態が落ち着いた、2、3日後に人がいなくなってから、スーパーに行くことが推奨されます。病院も同じですので、ロックダウン後の人混みを避けることを徹底的に意識する必要があります。
コロナウィルスは熱に弱いと言われており、終息は早くて5月、遅くても夏には終息しそうです。実際にロックダウンが行われた場合の予定期間も5月初旬迄のようです。ですが、新たなウィルスの出現やパンデミックの可能性もあります。空気が乾燥してウィルスが活性化する今年の秋に再び同様の都市封鎖が起こるかもしれませんし、このままコロナウィルスが終息しないで、来年まで続くことも十分にあり得ます。そうなると東京オリンピックは確実に中止です。一般人へのオリンピックの恩恵は薄いので、中止による影響はありませんが、何十年ぶりの自国開催だったのにという残念な気持ちだけは残りそうです。
コロナウィルスにばかり注目されていますが、経済の崩壊も同時に起きると言われています。世界中の空港が閉鎖しているので、観光業や飲食業などの海外からのお客さんが主な収入源だった店は倒産する可能性が非常に高いです。さらに、現在の状況が長引けば、狭い場所に大勢が密集する環境への世間の懸念が高まります。例えば、航空業界、タクシー業界、ギャンブル、スポーツ、娯楽施設(映画館、遊園地)も人々から避けられて、方向転換を余儀なくされるでしょう。
早急に新型コロナ治療薬「アビガン(ファビピラビル)」の世界的な普及が進み、事態が収拾されること期待します。
コロナウィルス終息後(アフターコロナ)の世界がいったいどう変化するのか、目が離せません。