2019年11月15日発行された、並木良和さんの4冊目の著書です。
はじめに
・今、多くの人が生きている人生以上の何か大切なものがあるのではないかと感じている。
・別の言い方をすると、多くの人が、自分ん目には見えないけれど、何か大切なものがきっとあるはず。自分自身が根底から変わるような大きな何かが。ということを感じはじめている。
・意識がある一定のレベルまで引き上げられた時には、今まで隠されてきたさまざまな秘密が明らかになる。それは宇宙の情報も含めて、驚きと共に人々に開示されることになる。
・その時、本当の意味で宇宙文明が実現する。他の宇宙の種族との交流が始まることになる。
・こうした時代を迎えることを知っていて、あなたの魂はこの時代を選んで生まれてきている。
・「目覚」めと「覚醒」は意味が違う。しかし「アセンション」と「覚醒」は同じこと。
・今、スピリチュアルの世界では情報が溢れすぎていて、真実や本当の事がわかりにくくなっている。同じ「言葉」を使っていても、その人なりの考えや価値観によって、その言葉の意味を取り違えていたり、別の意味として解釈していたりすことがある。
スピリチュアルの世界でよく出てくる言葉や、単語を解説する。
スピリチュアル
・スピリチュアリティと科学は一見、相反するように扱われているが実は同じもの。スピリチュアリティとはサイエンスであり、真実・本質を意味する。
今後、目覚めの時代を迎えると、さらにスピリチュアリティと科学は融合していくことになる。
アセンション
・スピリチュアル世界でいうアセンションは地球と人類の波動が上がり、今までの次元よりも上の次元へと移行していくこと。「覚醒する」という意味と同じ。
目覚め
・目覚めとは本当の自分自身、高次元の自分の本質を思い出すということ。それと、この世界が幻想であるということに気づくこと。「悟り」と同じ意味。
覚醒
・覚醒を別の言葉でいえば「アセンション」。元々は光の存在だった人類が、波動を落として眠った自分たちの光のレベルを再び上げていく=周波数を上げていくことが覚醒でありアセンション。
とくに、今回の覚醒(アセンション)では身体を維持しながら、それが達成できることで、3次元という物理次元の法則から抜けられる可能性も高い。それは例えば、今ここに津波が押し寄せてきても、平然として普通に呼吸していられる自分なれるということ。
波動・周波数
・波動とは波の動き、量子論でいう「この世界は全て波動で出来ている」ということ。波動には高い低いや荒い細かいという「質」の違いがある。例えば、怒りや憎しみなどの感情は低くて荒い波動になり、愛や喜びは高くて細やかな波動になる。波動の高低はどちらが優れているかというものではなく状態の違いだけ。波動を優劣で捉えてしまうこと自体が「眠っている」という状態でもある。
天使
・天使とは神の遣い/メッセンジャーのこと。宇宙の根源・ソースがスパーク(爆発)して生まれた存在が人類であり、この世界のすべてのもの。そんな創造主の分身である人類と創造の源の波動があまりにもかけ離れてしまったため、その間を取り持つ存在として創造主から遣わされたのが天使。7次元レベルに存在している。
大天使
・天使よりも波動の高い、8次元レベルで振動している存在。天使の監督もしている。ミカエルやラファエルなどはさらに高い次元に存在している。
アセンデッドマスター
・アセンドとは上昇の意味。アセンデッドマスターとは、かつて地球上で人間として生きた後、次元上昇して霊的指導者になった7次元以上の周波数をもった存在のこと。キリストやブッダもアセンデッドマスター。マスターたちも何段階も存在するイニシエーション(通過儀礼=次元上昇におけるテスト)の段階を、日々統合しながら登り続けている。
キリストやブッダは一般的なヒューマンではなく、ワンダラー(宇宙の記憶を持って生まれたETソウル)であり、ある時を境に宇宙と直接交信しながら地上で生きていたと言われている。
ブッダは人間ではなく、宇宙人だった
・ブッダは宇宙人であり、現在の人類の肉体と同様の構造を持っていはなかった。ブッダの姿は2~3メートル位の大きさで絵や彫刻で描かれているが、実際にそれだけの背丈があったのだ。同じように日本の初代天皇系の人々も背が高かったという記憶がある。また、聖地で有名なアメリカのシャスタ山の地下都市に住む、かつてのレムリア人も背が2~3メートルあったと言われている。彼らも宇宙の存在、スペースピーブルだったのだ。同様にイエスキリストも宇宙人だった。
人類
・宇宙の多数の種族の混血であるハイブリッド(混血種)が人類。遺伝子的に様々な種が混合されていることから、本来なら宇宙のたくさんの種族の中でも最もポテンシャルがある存在のはず。これまでは、人類が潜在的な力を発揮することを阻む存在たちから、人類は「力の無い存在」「価値のない存在」という意識を植え付けられて洗脳され、コントロールされてきた。今の目覚めの時代を迎える中で、人類には無限の力があるということを思い出し、認識するタイミングがきている。
運命と宿命
・運命は変更可能であり、宿命は変更不可能。人は生まれて来る前に、自分の魂レベルに応じて、「自分が成長するためには、人生においてどのようなイベントが必要か」ということを自分のガイドと相談して決めてきている。例えば、お金の大切さに気づくえには人生の前半は貧しい暮らしから開始するなどというストーリー(運命)も事前に決めている。だけども、その人生において「お金の大切さ」を別の形で早く学ぶことが出来た場合は、シナリオになった貧しい生活も早く切り上げることが出来たり、貧しい人生を送る必要もなくなったりする。つまり、必要な学びが終われば運命は変更可能であるということ。人は、目覚めるほどに自分のストーリーを思うがままに変えていくことができる。一方で宿命は「日本で、どんな両親の元に男として生まれる」などの条件的なものであり、それらは変更不可能。
パラレルワールド
・自分が想像できる限り存在している多次元の宇宙のことで、宇宙は1つではなく、多次元的に交差して存在している。いくつもの次元が自分の直ぐ隣に存在しているということでもある。例えば、ある人に、AとBという選択肢が発生したとする。そして、その人がAを選択した場合は、そこからAを選んだことにより展開される宇宙が分岐されていき、Aを選んだ結果によって起こる体験が進行していく。つまり、Aというパラレルワールドへと移行していく。だが、選ばれなかったBのパラレルワールドもまた同時に存在していて、AもBも選ばずにCを選んだ次元なども、パラレルワールドとして同時に存在していることになる。
周波数を変えれば、いつでもパラレルワールドい移動できる。
・パラレルワールドを移動するとは、別の言葉でいうと「意識を変える=波動を変える」ということ。
・例えば、学校でいつもいじめられている子がいたとする。もし、その子が意識を変えることが出来れば、その子の周波数が変わるので、いじめが止むようなことが起こる。つまりそれは、「いじめられる」ということがないパラレルワールドに移動したということ。周波数という「フィルム」を取り換えたので、映し出される現実という映像が変化したのだ。けっして「そのこが強くなったのでいじめがなくなった」や「いじめっ子が改心していい子になった」とうのではない。もともといじめが無いパラレルワールドへ移動したということ。違う言い方だと「かつて、いじめがあったが、なくなった」ということではなく、その子がいじめられている世界は依然として、別のパラレルワールドでは続いているわけだ。けれど、その子は、もうその世界には存在していない。そして、移動した先のパラレルワールドでは、その子をいじめていた子たちは、違う意識や個性の子として存在している。
人は同じ周波数を選び続ける傾向がある
・基本的に私たちは、今の自分と同じ周波数を選び続ける傾向がある。なぜなら、時間が連続して存在していると信じていて、現実は簡単に変えることが出来ないという信念があるから。
しかし、周波数を変えることで、違うパラレルワールドに移行することは可能。というよりも、それは自然なことなのだ。
・ある人が交通事故の後遺症で足を引きづるようになった。普通なら後遺症なので仕方がないと思うかもしれないが、高い視点からみると、その人はただ、足を引きづる周波数を選択しているだけなのだ。実際に、私たちが生きている「今ここ」から一瞬先は繋がっているものではなく、その瞬間毎にそれぞれがある特定の周波数がある世界を選んでいるだけなのだ。なので、その人が次の瞬間に「足を引きづらない自分」を選択したなら、次の瞬間から普通に歩けるようになってもいいのだ。
・人のアクションの1コマ1コマは繋がっておらず、独立している。本来ならだれもが、このコマからあおのコマに飛び移るということをしてもいいのだ。しかし普通にはやらないし、やれないと思っている。それが「眠り」なのだ。
・目覚めが起きると、このパラレルワールドを飛び交う仕組みも明確にわかるようになる。
時間
・時間は幻想であり、元々は存在していないもの。しかし、地球では眠りというゲームを体験するために、分離意識から時間を生み出した。また、時間はプロセスを体験するために生み出されたもの。いずれ、目覚めたら時間もコントロール出来るようになる。例えば、今までの時間は存在しないので、今の場所から違う場所へと瞬時にテレポート出来るようになるなど、移動というプロセスを必要としなくなる。現在でも本来の自分と繋がって生きている人は、時間を極端に必要とせず、願ったもの、思ったことを直ぐに具現化できるようになっている。
シリウス
・精神的、霊的に進化した魔法の星。シリウスには魔法学校もあり、『ハリー・ポッター』の話は、著者がシリウスからダウンロードした情報が元になっている。シリウスは地球より一足先にアセンションを成し遂げた先輩の星として、地球人に色々な知恵を授けてくれている。地球をサポートする星は、その時の地球の波動によって変化するので、かつてはプレアデスのサポートが大きかった。現在はアセンションを迎えているので、シリウスの影響が強くなってきている。他にはアルクトゥルスからのサポートも入って来ている。
癒し・ヒーリング
・癒しやヒーリングは治す、治療するという意味ではない。真の癒しとは「自分が完全な存在」であることを理解し、その意識になれること。
ヒーラー
・本物のヒーラーは、目の前に病気の人がいたなら、その人の病気を治すのではなく、ヒーラー自身の波動(周波数)を上げ続けるだけ。そして周波数を可能な限り上げた状態で場を保ち続ける中、病気の人が治りたい意志があれば、ヒーラーの高い周波数に自ら合わせて上がってくる。すると、癒しは自然に起きる。
チャネリング
・チャネリングとは、自分が繋がりたい相手の周波数にチャンネルを合わせること。存在にはそれぞれ特有の周波数があり、その周波数を合わせることが出来れば、各々の存在との会話が出来る。次元の高い存在は、こちらが高い意識にならないと繋がることが出来ない。相手からコンタクトがある時は、相手が最大限こちらの周波数に合わせてくる。
アカシックレコード
・宇宙の始まりから終わりまでの歴史が記憶された情報のデータベース。宇宙に存在している、あらゆる存在や事柄の情報を網羅したデータバンクのようなもの。これにアクセスしてファイルを開くように特定の情報を読むことが出来る人のことをアカシックレコード・リーダーと呼ぶ。ただし、次元はいくつも重なりあっているため、1つの次元にいながらアクセスして読んだ情報が、その時点でのアカシックレコードになっている。つまり、アカシックレコードの情報は1つだけではないのだ。また、アカシックレコードにもデータが加えられていて、常に変化している。
幽霊・お化け・ゴースト
・幽霊やお化けやゴーストは、実際に存在している。幽界と呼ばれる次元でさまよっている存在たちのこと。魂は幽界にハマってしまうと、意識がもうろういてさまよってしまうので、こちらの世界では幽霊として扱われる。実はこの幽界は、人間(人間の魂)がこの世界より上の世界に行けないように仕掛けられた罠のような場所。この幽界というトリップがあることで、人間は地球レベルに留まってあっている。しかし、今後は地球の波動が上がっていくにつれ幽界自体も消滅していく。
除霊と浄霊
・除霊とは成仏できずにさまよっていて、人に憑依した霊を外すこと。外された後の霊を、その霊が行くべき次元へ送ることを浄霊という。
輪廻転生
・輪廻と転生は別のもの。「転生」とは肉体を離れた魂が幽界以上の霊界に行って、そこでガイドたちと、これまで何を学んで、次は何を学ぶのかにつて話し合う。そして、次の人生で魂の成長に必要なことや自分の役割をはっきりと確かめて、明確な意志を持ち、新しい人生を選んで再びこの世界に生まれてくること。
「輪廻」とは魂が幽界のトラップにハマってしまい、幽界とこの世界をぐるぐる回って繰り返すだけになっているもの。幽界では意識がリセットされずにもうろうとしているので、そこから再びこちらの世界へやって来ても、自分が何のために生まれてきたのかなどがはっきりとわからないので、人は「転生」をする必要がある。
3次元・4次元・5次元の違い
・次元と違いとは簡単に言えば密度の違いのこと。その次元を構成しているエネルギーが荒いと低い次元になり、微細なエネルギーだと高い次元になる。3次元は眠りの次元であり幻想かつバーチャルリアリティの世界のこと。つまり眠りの中で体験するフェイクの世界であるということ。けれども、そこから自分の波動を上げて4次元の意識になると、眠りの次元から抜け出して寝ている時に見る夢の次元に移行していく。これは例えば、夢を見ている時に状況や景色が一瞬で変わるように、3次元の物理的は固さが取れて、簡単に変化や変容が可能な、より柔らかい世界へと変化していく。さらに5次元になると、モノとモノの間をすり抜けたり、思ったことがさらに具現化してくといった自由度が増す世界になる。つまり、次元が上がり、荒いエネルギーから微細なエネルギーに変化していくと、制限が無くなっていく。
高度な遊びにハマって抜けられなくなった地球人
・高次元では願ったことが直ぐにかなう。例えば思ったことが直ぐ形になり、食べたいものが直ぐに目の前に出現し、行きたい場所へは瞬間に移動出来たりなど。しかし、いつもそのような状態だと逆につまらなく、退屈になってしまう。何でも簡単に思った通りになると飽きてしまうわけだ。特に金星ではその傾向が強いといわれている。だからこそ、あえて眠った状態で、何かをかなえるまでのプロセスを体験しに私たちは地球へやって来た。実はこの、なかなか願いがかなわない、夢を実現するためんは沢山のステップが必要という今の地球人の悩みは、最初はとても新鮮だった。そして、眠りながらそのプロセスを楽しんでいたのだが、いつしか、その高度な遊びにハマりすぎて、自分は本当に高い意識そのもので、神聖な神なる存在だったことをすっかり忘れてしまった。そして地球人は自らを苦しめるようになった。