レビュー

「分離から統合へ 「人類の目覚め」を紐解く二つの異なる切り口」 を読んで Part1

2019年11月22日に発刊された、並木良和さんの5冊目の著書です。天外伺朗さんとの共著です。

・人類の意識が「分離」から「統合」に向かって変容しているのは、人類全体の大きな潮流。

・統合を説いている人によって口調が異なるのは、無分別智(主観と客観の分別を離れた真実の智慧。識別や分別を意味する分別智に対して、それを超えた絶対的な智慧のこと)は言葉では表現できないから。それに加えて、言葉は分離のためのツールなので、統合を言葉で表現しようとすると、分離になってしまう。

・統合は人によって表現が異なる。
・並木良和さんはスピリチュアル系の先鋭的表現
・天外伺朗さんは学問系の理知的表現

・目の前の現実にフォーカスしていたら、人間として半分から3割くらいしか生きていないことになる。なぜなら、目に見えるものは100%のうちの数%で、それ以外は目に見えないから。
なので、見えない世界にも意識をフォーカスする必要がある。

・見えない世界を認識して、なおかつ、間の前の現実も大切にする意識で生活できるなら、今の人生に満足して死んであの世に変えることになる。

・仕事や、人との関係性などの今、目の前で起こっていることが現実だと思っているが、拡大した意識からだと大事なことには間違いないが、本当に大事なことのうちの数%でしかない。本当の大事なことは見えないところにある。なので、このことに気づけたら人生が豊かになることを知ってほしい。

・2021年の冬至を過ぎる頃に、多くの人の意識が反転している。反転した意識とは、物理の法則を超えた柔らかい意識のことで、普段寝ている時に見ている夢の世界が現実で、現実だと思っている意識の世界が夢だったということに気づくと、今までとは違った軽やかな意識で、存在できる。そうなると明晰夢のように、意識を持ちながら、やりたいことが簡単にできる意識になる。それにプラスして、愛や調和を本質にした生き方が「目を覚まして生きる」ということ。

・愛をテーマにして考察している人は多いが、統合して目を覚ますと自分自身が愛そのものだったということを体感するようになる。つまり、ありのままの、素の自分を表現することが愛を与えることになるらしい。まるでアナ雪の主題歌の様だ。

・高次の存在である天使やブッダにつながりたいと思っても、それらは自分の内にあるものなので、つながるというとニュアンスが違うらしい。つまり、自分の中にブッダも天使も存在している事実に気づいて、自分自身がブッダだったことに気づくらしい。謙遜してそれはいくらなんでも違うと思うのは無価値観が出て来ている証拠なので、いつものよう直ぐに統合で外そう。

・無価値観と愛は真逆のものなので、愛に目覚めると無価値観が無くなるので、自分が存在しているだけで(何もしなくても)価値があることが明確にわかるらしい。
そういう意識状態になると、他人を見る目が愛の視点からに変わるので、批判やジャッジする意識がなくなるので、受け入れて許すことが出来るようになる。
さらに言えば、自分が愛そのものになると、他人がなぜそういう行為をしているのかがわかるようになる。つまり、人に迷惑をかけたり、常識から外れたネガティブな行動をとるような人たちというのは、愛を求めているんだということがわかるようになる。

・自分とつながるためには、人のことを放っておくこと。自分だけに集中することで、本来の自分に繋がることが出来る。わがままになることを恐れていたら、自分に繋がる事は出来ない。完全に自分に意識を向ける必要がある。覚醒するということは、完全にわがままに、自己中心的になるということ。なので、わがままになることを恐れていはいけない。今すぐに自分だけに集中して、人に合わすことを止めよう。

Part2に続く

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