第9章 宇宙の基本法
しばらくのあいだ、ぐっすりと眠ったため、すっかり疲れもとれ、新鮮な気持ちで目が覚めた。まるで生まれ変わったように、全身にエネルギーが満ちあふれている。
アミは操縦桿を、点検していた。
「どう、よく眠れたかい?」
と僕にウィンクして、こう言った。
「うん、とても最高な気分だ。アミ!おばあちゃんは?・・・僕どのくらい寝てたの?」
「15秒ほどだよ」
「え!15秒だって!」
びっくりして飛び起きて窓の外に目をやった。さっきと同じ場所に同じ人が歩いている。白髪の人は円盤の近くで、さっきと同じようにしゃべり続けている。少しも前と変わっていない。
「アミ、これいったい、どうやってやったの?」
「”バッテリーを充電”するために眠る必要があったのさ。我々の持っている”充電器”の15秒の”充電”で、8時間の睡眠と同じくらいの効果があるんだよ」
「うわー、そんなことまでできるの!じゃみんな、けっして横になって眠ったりなんかしないの?」
「全く眠らないというわけじゃない。我々もときどきは眠る必要がある。でも”充電”するというよりも、夢を通して何かを受信するという目的でね。わかる?でも我々は地球人のようにたくさん”放電”しないから、ほんの少し寝るだけで十分なんだよ」
「なんてことだ!人生を最大限に楽しんで500年以上も生きて、おまけにほんの少ししか眠らないなんて・・・。でも、どうしてその男の人が、500歳だということがわかるの?」
「ああ、それは、彼の服装のそでとか、いくつかのかざりの趣味なんかでね。ちょっと彼と話してみたいかい?」
僕たちは、スクリーンの前に座った。アミはマイクを取り、計器盤のボタンを押した。
男の顔が画面にあらわれ、アミは奇妙な言葉でその男と話しはじめた。
それはほとんど「シューッ、シューッ」といった感じの聞きとりにくい異様な音で、すぐにアミがここにくる途中でかけた例の蒸気機関車のような男の声を思い出した。
白髪の男の人は円盤のほうに向かって歩き出し、画面を通して僕たちにほほえんだ。まるで目の前にいるようだった!そして、はっきりと僕にこう言った。
「やあ、ペドロ!」
でも僕の耳に入る音と口の動きが一致していないことから、”翻訳器”を通して話していることがわかった。
「こ、こんにちは」
少し緊張して答えた。
「きみたちと我々はほとんど親戚だっていうこと、知っているかい?我々の先祖もずっと昔、地球から来たんだよ」
「はあ・・・」
他になんて答えていいのかわからなかった・・・。
「その文明は愛がとても不足していたために、自滅してしまったんだよ・・・年は、いくつかね?」
「10歳・・・いや9歳です。おじさんは?」
「地球の年で言うと、おおよそ、500歳ぐらいだよ」
「でも、たいくつしないんですか?」
「たいくつ?えーとたいくつ、たいくつ?・・・」
いったいどんな意味なのかという顔をした。
「頭が何かおもしろそうなことをさがすけど、何もすることが見つからないこと。ひまで苦しむことだよ」
とアミが認明した。
「ああ、そうだ。もうその言葉、すっかり忘れていたよ・・・いやいや、たいくつなんかしないよ。どうしてたいくつしなくちゃいけないんだい?」
「例えば、そんなに長く生きていることに対して・・・」
ちょうどそのとき、ひとりのとても若くて美しい女の人が彼に近づいてきた。そしてとても愛らしく男にあいさつした。彼も話しながら彼女を抱きしめたり、キッスしたり、お互いにほほえみ合ったりしたあとで彼女は姿を消していた。僕には、ふたりはとても愛し合っているように思われた。
それからその男は僕にほほえみながらこう言った。
「もし、思考が、愛のために使われているとき、愛のために奉仕している時には、たいくつというのはありえないんだよ」
僕は彼が、あの美しい女の人に恋しているものと思って聞いてみた。
「あなたは、恋をしていますね?」
「うん、僕はとても熱烈な恋をしているよ」
と熱いため息をついて言った。
「さっきの女の人にでしょう?」
「人生にさ、宇宙に、人々に、そして愛に生きていることにね・・・」
今度はまた、別の女の人が彼のほうにやってきた。痩せていて、あい色に近い絹のような黒くて長い髪をして、透き通った緑色の目をしていた。さっきの女の人よりもいっそう美しく見えた。また、この男の人は彼女を抱きしめたり、ほおにキッスしたり、じっと見つめ合ったり、ほほえみ合ったりしながら、おしゃべりして別れた。
きっとこの人は、宇宙版のプレイボーイなんだろうと思った。
「地球に行ったことありますか?」
「うん、なんどか行ったよ。でも、ひどく悲しいところだからね・・・」
「どうしてですか?」
「いちばん最後に行ったときには、ちょうど人々は、お互いに殺し合っていたよ。それに食糧飢饉もあって何百万人もの死者が出ていて、都市はいたるところで崩壊し、捕虜収容所にはたくさんの人が抑留されていた・・・それは、とても悲しかったよ」
なんだか自分が、地球という惑星の野蛮人のような気がしてきて、気が重くなった。
「地球に僕のメッセージを持っていってくれないかね」
と優しく笑って言った。
「はい、もちろん。で、それはなんですか?」
「愛、統一、そして平和だよ」
「あい、とういつ、へいわ?」
「うん」男は深くうなずいた。
オフィル星の別のところを見学するために、僕たちは彼に別れをつげた。
「アミ、あの男の人にはふたりも奥さんがいるの?」
「いや」
「でも、二人の女の人とキッスしていたよ・・・」
「うん。でも、それのどこがいけないの?彼らは愛し合っているんだよ・・・あのふたりのどちらも彼の奥さんじゃない」
「いったい、彼の奥さんが見たらなんて言うんだろう?・・・」
アミは僕を見て笑って言った。
「文明世界には、嫉妬というものが存在しないからね」
「ああ・・・なんて素晴らしいんだろう。ということは、ひとりの男の人が、何人もの女の人を愛せるわけだね・・・」
と感動して言った。
「そんなことはない。ひとりきりだよ」
とアミは、とても澄んだ目で僕を見て言った。
よく理解できなかったけど、だまってスクリーンにうつるオフィルの光景を観察することにした。
機械が黙々と働いている田んぼや畑があらわれてきた。
一定の間隔をおいて、さっき見た総合芸術センターがあった。
人の全く住んでいないところもなければ、都市のように人々の密集しているところもなかった。石や木や草花で両脇をかざられた小道や小川の橋や滝などが、はるかに見えてきた。それはまるで、日本の庭園みたいだった。
たいてい人々はひとりではなく、数人で歩いていた。小さな道があっただけで、幅広い車道のようなものはどこにも見あたらなかった。ちょうど、ゴルフ場で使うような小さな車で通行している人もいた。
「自動車も、汽車も全然見あたらないね・・・」
「ここでは、輸送は全て空を使っているから、そういったものは必要ないんだよ」
「ああー、だから、こんなにたくさんのUFOが飛んでいるんだね。でもどうして、みんな、お互いにぶつかったりしないの?」
「全ての円盤は、”スーパーコンピューター”と直結してあって、それぞれの円盤の操縦に干渉しているんだ」
アミは、コントロール盤を操作して言った。
「これからあの岩に衝突してみよう。おどろかないでね・・・」
円盤はすごいスピードで岩に向かって急降下した。岩に衝突する寸前に、軌道は地上数メートルの高さを水平に逸れていった。そのあいだ、アミはいっさい操縦枠にふれなかった。
「衝突することは不可能なんだよ。”スーパーコンピューター”が許可してくれないからね」
「うわー、すごいなー!」
ほっとした後で叫んだ。
「ところでアミ、オフィルには、いくつの国があるの?」
「ひとつもない。文明世界だからね、オフィルは・・・」
「国がひとつもないって?・・・」
「ない。でも、しいてあると言えば、あると言えないこともない。オフィルというひとつの国がね」
「ふーん。じゃ、大統領は、誰なの?」
「大統領なんかいないよ」
「じゃ誰が命令するの?」
「命令?命令って、ここは誰も、誰にも、命令なんかしないよ」
「でも、じゃ、誰が組織するの?」
「うん、それなら話は別だ。でもここはもう、みな、組織化し終わっている。もし何か特別なことがあった場合、賢者たちがその分野の専門家と集まって決定したり、コンピューターにインプットしたりする。でも実際、ほんの少ししかすることはない。みな、計画が立てられていて、機械がほとんどやってしまうからね」
「じゃみんな、何をするの?」
「人生を楽しく、充実して生きることだよ。楽しんだり、働いたり、勉強したり、奉仕したり、助けの必要な人を援助したり・・・でも、我々の世界はたいていの問題は解決済みなので、主に、未開文明の援助をするんだよ。でも、残念ながら、全て”救済計画”の枠の中でしかできないので、あまり多くのことはできないけど。
例えば、”メッセージ”を送ったり、今、僕がやっているように、きみのような人と直接”コンタクト”をもったり、愛を説いている宗教の誕生を”助けたり”ね。砂漠で、”マナ(パン)”が、天から降ってきたの、知っているだろう?・・・(訳注:出エジプト記16章参照、モーセが、イスラエル人を、ひきつれて、シンの荒野に入ったとき、神が人々のためにパンを天からおろされたことをさしている)」
「じゃあれは、きみたち宇宙人がしたことなの?・・・」
「そのとおりだよ。それからまた、ある文明が自滅していくとき、高い度数を持っている人々の救済活動に参加したりとかね。・・・アトランティス大陸がどんなふうにして沈んでいったか、それは全く想像を絶することだったよ・・・」
「爆弾のため?」
「うん。それと憎悪と苦悩、恐怖など、地球は人間のこれら否定的な放熱には、耐えることができなかったんだ。もちろん、核爆弾の破裂はそれ以上にね。そして大陸全体が海の中へと沈んでいった。
もし地球人が今変わらなかったとしたら、そして原爆の炸裂や戦争や不幸がこのまま続いていったら、地球はまた、そのうち耐えられなくなるだろうね。そうしたら、前と同じようなことが再び起こらないとは誰にも言えないよ・・・」
「一度も考えてみなかったよ!」
「全てみな、最後には、自分たちにはね返ってくるんだよ」
「そんなに重大な責任があるとは!僕たちに・・・」
「だからこそ、我々は働いているんだよ」
「でも宇宙人がいることを、全く信じない人もたくさんいるよ・・・」
「そういう人たちは、とてもむじゃきなんだよ。我々はたんに存在しているだけでなく、地球人のすることをいつも注意深く観察しているんだ。宇宙全体はひとつの生きている有機体なんだよ。だから我々は、未開文明の科学の新発見を、安心して見ているわけにはいかないんだ。
前にも言ったように、ある種のエネルギーの悪用は宇宙の均衡を崩すことになるし、もちろん我々の世界もその中に含まれている。全てみな、はね返ってくるんだよ。だから、我々はなんとか、地球人がこの危機を乗りこえてくれるようにと働いているんだよ」
「アミ、ところで、みわたしたところ、どこにも金網が張ってないようだけど、いったいどうやって、自分と他人の土地を区別するの?」
「その必要はないんだ。ここでは、全てのものがみんなのものだからね・・・」
しばらくのあいだ、考えこんだ。
「じゃ誰も進歩することに、関心をもってないの?」
「いいたいことがよく、わからないな」
「他の人に差をつけて、ぬけ出ることだよ」
「より高い進歩度を持つことかな?それなら、精神訓練があるけどね」
「その度数のことじゃないよ」
「じゃなんなの?」
「他人より、よけいに持つことだよ」
「よけいに持つって、何を持つんだい。ペドゥリート」
「お金だよ」
「でも、ここには、お金は存在していないよ・・・」
「じゃどうやって、ものを買うの?」
「売り買いはしない。もし誰かが何か必要なものがあったら、行って持ってくる・・・」
「なんでも?」
「うん、必要なものをね」
「どんなものでも?」
耳に入ってくる言葉がとても信じられなかった。
「もし、誰かが何かを必要とし、その必要なものがそこにある。それを持ってきてどこがいけないの?」
「そのへんを走っている小さな車も?」
「うん。それに円盤もね。もし必要なら」
とアミはこの国ではしごくあたりまえのことであるかのように僕に言った。
「誰でも、空とぶ円盤を持つことができるの?」
「誰でも、円盤を使うことができる」
とアミがはっきりと言った。
「じゃ、この円盤はきみのものなの?」
「今は、僕が使っている。きみもそうだ」
「きみのものかどうか聞いているんだよ。アミ」
「ペドゥリート、”きみのもの”って、きみが言いたいのは所有ということだと思うけど・・・それは前にも言ったように、全てのものがみんなのものなんだよ。必要な人が、必要なものを、必要なときに使うんだ」
「じゃ使わなくなったときは?」
「そうしたら使わないまでの話だよ」
「もちろん、そうだけどね。例えば、この円盤と同じようなものをひとつ選んで、僕の家の庭に使わないときでも置いておくことはできるの?」
「どのくらい、使わないで置いておくの?」
「例えば・・・三日くらい」
「それだったら、円盤を置くように指定されている”飛行場”に置いたほうがいいね。そうすれば、きみが使ってないときには他の人が使うことができるし、きみが、そのあとで使いたいときには、行って用意されてある同じものを使えばいい」
「でも、どうしても、同じものが使いたかったとしたら?」
「どうして同じのじゃなくちゃいけないの?ここには円盤はあまっているし、だいたいみんな、似かよっているよ」
「たぶん、きみの古い、テレビと同じく愛着があるんだと思うよ・・・」
「ああ、きみがテレビと呼んでいるこの小さなものは、僕の小さな思い出のものだ。誰もこれを必要としないし、第一、旧式だからね。だからもう、とっておきたくなかったら、この種の仕事をしている人のところへもっていくよ。彼らが解体するなり、修正するなり決めるだろう。
でも公共物ではないから、ずっと手元においておくことだってできる。でもきみがつくったわけでもなく、同じものがあまっているのに、ひとつの円盤に固執するなんて全く理解できないね。とても変な気まぐれとしか言いようがないよ。でもどうしてもその円盤じゃなくちゃ、というのなら、使用中のときは空くまで待つしかないね」
「でも、もしその円盤を僕だけで、他の誰にも使ってほしくないとしたら?」
「どうして誰にも使わせないの?」
「たぶん、自分のものは他人に使ってもらいたくないからね・・・」
「でも、どうして?ここには伝染病患者はひとりもいないよ・・・」
「よくわからないけど、自分のものは自分だけのもので、他の誰のでもないのがいいんだと思うよ」
「それは所有病だよ。エゴイズムだ」
「エゴイズムなんかじゃないよ」
「じゃなんなの?寛大さかね?」
アミは笑って言った。
「ということは、歯ブラシもみんなと共用でなくてはいけないということなの?」
「やれやれ、またもや、極端論だ!・・・誰もきみの歯ブラシなんかに、興味をもっちゃいないよ。歯ブラシも他の個人的な所有物も何も人と共用する必要はない。ここでは、ものは余っているんだ、誰もそれにこだわったりする人はいない。
でも、円盤を人と共用するのが、嫌だとはね。そのうえ、”飛行場”では、機械が円盤を点検したり、修理してくれて、自分で、わざわざやらなくてもいいんだよ」
「いっけんよく聞こえるけどね。何か”寄宿学校”みたいな感じがするよ。全て義務で、いつも監視されているような感じでね・・・」
「全然違うよ。ここの人は、もっと幅広く、ずっと自由に楽しんで生きているよ」
「法律はないの?」
「ある。でも、例の基本法に基づいていて、全ての人々が、幸せになるようにつくられているんだ」
「じゃ、もう、そろそろ、その素晴らしい法を教えてくれても・・・」
「もうちょっとの我慢だよ」
笑って言った。
「じゃ、もし、その法を誰かが破ったとしたらどうなるの?」
「当然、苦しむね」
「罰したり、牢屋に入れたりするの?」
「ここには罰もなければ刑務所もない。もし誰かが何か過失を犯した場合、その人自身が苦しむことになるんだよ。つまり、自分で自分を罰するんだ」
「自分で自分を罰する?それ、どういうこと?アミ」
「ペドゥリート、例えばきみは、おばあちゃんのほおを殴ったりする?」
「なんてこと言うの?そんなこと絶対しないよ!・・・」
「もし、仮に殴ったと想像してごらん。どう感じる?」
「そりゃ、とても心が痛むよ。とても後悔するし、耐えられないことだよ・・・」
「それが、自分で自分を罰するということだよ。人が罰することも、投獄することも必要ない。例えば、ここには誰もしないことがあるけれど、それは法が禁止しているからしないんじゃないんだ。きみはおばあちゃんを傷つけたり、侮辱したり、彼女のものを盗んだりなんかしないだろう。それどころか、反対に助けたり保護したりするだろう」
「うん、もちろん。だって僕、おばあちゃんのこと愛しているもん」
「ここは、みんな、愛し合っているんだ。みんな、兄弟なんだよ」
突然、まるで、目からうろこが落ちるように理解できた。アミの説明のおかげで、彼が言おうとすることの全てがわかった。
この世界の人々は、お互いに、みんな愛し合っている大きな家族なんだ。だからみんな全てを分かち合って仲よく生きているんだ。そう考えると、とても単純なことのようにさえ思えた。
「宇宙の全ての文明世界は、みんな同じように組織されているんだよ」
「それじゃ、組織の基本は愛なの?・・・」
「そのとおり、ペドゥリート。やっとわかったね。それが宇宙の基本法なんだよ」
「え!どれが?」
「愛が」
「愛?愛が法なの?・・・僕はまた、何かもっとずっと複雑なものかと思っていたよ・・・」
「とても単純で、素朴で、しごく当たり前のことのようであるけれど、これを感じ体得するのは容易なことじゃない。だからこそ進歩が必要となってくるんだ。
進歩とは、愛により近づいていくということを意味しているんだ。もっとも進歩した人が、より崇高な愛を体験し、より深い愛を表現するんだ。本当の人間の大きさとは、ただ、その人の愛の度数によって決定されるんだよ・・・」
「でもどうして、そんなに大変なことなの?」
「うん、それは我々の内部には障害があって、それが我々の一番素晴らしい感覚である愛を、阻んだり、ブレーキをかけたりしているんだ」
「その障害って?」
「エゴだよ。自我、自己、うぬぼれ。我々自身に対する間違った考え。ニセの自分だよ。人にエゴがたくさん育っていると、他人よりも自分がずっと重要だと考えるようになり、人を軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配する権利まであるように思いこんでくる。
エゴは愛が育つさいの大きな障害になっているから、他人に対するいつくしみ、思いやり、あわれみ、やさしさ、愛情などを感じさせにくくするんだよ。
例えば、エゴイスト・・・自分以外には全く興味をもっていない。自己崇拝者・・・自分以外の誰も崇拝しない。自己本位者・・・自分のことしか話さない。自己中心主義者・・・宇宙が自分を中心にまわっていると思いこんでいる人。人間の進歩とは、エゴを減少させて、愛が育っていくようにすることを言うんだよ」
「じゃ、地球人は、エゴをたくさん持っているっていうことなの・・・」
「それは、それぞれの人の進歩の度合いによるよ。じゃ、また、見学を続けよう。ペドゥリート」
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