アミ 小さな宇宙人

「アミ小さな宇宙人」を読んで感じたことや気づきのまとめ

小説 宇宙人アミ シリーズ第一巻の「アミ小さな宇宙人」を読んでみて気づいたことや感想を記事にまとめました。
この記事を読むだけで高次意識(宇宙人アミ)が伝えたかったことがわかるように作っています。波動も上がると思います。

リンク先がない記事については今後順番に追加していきます。

宇宙人アミ シリーズはエンリケ・バリオスさんの著書です。
著書のエンリケ・バリオスさんについては別の記事にまとめました
>>>エンリケ・バリオスさんはチャネラーなのか調べてみた

アミ小さな宇宙人を読んだ感想

私が最も感銘を受けた本です。
私たち地球人にいま必要なこと”全て”が書かれており、不足している事が”内的意識の進化”だとはっきりわかります。
この本の内容以上に今の地球に必要な情報はないと断言できます。なぜなら本書の内容と、他の昔からあるチャネリング情報の内容とに全て整合性があるからです。その矛盾のない一貫性も真実だと言える十分な根拠だと言えます。
他の類似する本と比較して本書は平易な文章なので理解しやすく物語文になっているので読みやすいです。
本書を最初読んだときに書かれていることは真実だと強く感じました。そして何度も読み返すうちにそれは確信になりました。さすがに物語の本筋以外の細かい箇所、例えば登場人物名やセリフなどは一部フィクションかもしれませんが。しかし具体的な描写が多いのですべて真実かもしれません。
ちなみに最初読んだときに何も感じなくても、半年後や一年後に読み返すと新たな気づきや、こんなこと書いてあったのか!?と毎回必ず驚かされます。
なぜならこの本を読むことで読む前よりも波動が高くなり意識が進化するようで、次に読むときには高い波動と同調し、本書の意味をより捉えることが可能になります。

宇宙人アミは全3巻で構成されている

宇宙人アミは3巻で構成されています。以下のように、それぞれタイトルが違います。

第1巻タイトル:アミ小さな宇宙人   ※本記事
第2巻タイトル:もどってきたアミ 小さな宇宙人
第3巻タイトル:アミ 3度めの約束 愛はすべてをこえて

ちなみに、1巻目から読まなくても、冒頭で前巻のあらすじについて記述があるので大丈夫です。もちろん1巻から通しで読むことをおススメします。

アミ小さな宇宙人は なぜ絶版なの?

現在は3タイトルとも全て絶版のようです。増刷されないのはネガティブ意識存在の意図的なものかもしれません。この点は宇宙人アミ全巻を読めば納得できるはずです。
最近はテレビでも紹介されたことで、Amazonやメルカリ等では中古本の価格が高騰していますが、全国の図書館で無料で借りることが出来ます
この本の素晴らしさに気づいた人が多く、都内の図書館では1年位待たないと順番が回ってこないかもしれません。

なので、世界中に高次の存在たちのメッセージを広めるため、宇宙人アミの1巻目の内容を紹介します。下のリンクから見れます。

この素晴らしい高次元意識からのメッセージが1人でも多くの必要な人に届くことを切に願っています。

アミシリーズ2巻目の「もどってきたアミ」のまとめ記事はこちらです。
>>>「もどってきたアミ」を読んで感じたことや気づきのまとめ

アミ小さな宇宙人は人類に最も必要なことが凝縮された宇宙の教科書

今まで数々のスピリチュアル本を読んできましたが、これほどまでにわかりやすく宇宙の意識進化のことが理解できた本は初めてです。

  • 現在の地球人類に必須の情報が全て載っている
  • 何度でも見返す価値のある良書
  • 本書を5回以上通しで読んいるが、何回読んでも心に響くのはこの本だけ
  • 宇宙の意識構造は想像以上に体系的。別の記事としてまとめる予定

アミ小さな宇宙人のあらすじ

地球人の子供ペドゥリートが宇宙人アミと一緒に宇宙の基本法を学ぶため、それを実践している人々が住むオフィル星に行きます。
そしてそこでは宇宙の基本法や地球人類が神とよんでいるものは愛と同じものだったということ、さらにこれからの地球人類に必要なものは内的意識の進化であることを学びます。

アミ小さな宇宙人のメッセージと伝えたかったこと

ここからは「アミ小さな宇宙人」のエッセンスです。

ひとつの文明が進歩するということは、それだけ愛に近づくということなんだけど、それを達成した世界は進歩していて、誰も傷つけるということがない。これは我々よりはるかにすぐれた知性がつくり出したもので、これ以外この宇宙で生きのびる方法はないんだよ

アミ小さな宇宙人 第2章 宙に浮かんだペドゥリートより引用

愛のない世界は、創造や進歩、発展が無い世界になります。
今の地球は悪もあれば善もあるけど善のほうが割合が高い。
なぜなら悪には創造と進歩が無いから。
唯一、悪は悪を「体験」するという目的にのみ存在しているのでしょう。

“力ずく”とか、”破壊する”とか、”強制する”とかいったことは、みな、地球人や未開人のやることであり、暴力なんだよ。人類の自由とは、我々にとっても他人にとっても、なにかもっとずっと神聖なものなんだ。一人ひとりにみな価値があり尊ぶべきものなんだよ。そして暴力や無理やり、強制する、といったことは、宇宙の基本法を破ることでもあるんだよ。

「アミ小さな宇宙人」 第2章 宙に浮かんだペドゥリートより引用

 

「神は人間のかたちをしていない」
「かたちはなく、きみや僕のような人間ではない。無限の存在であり、純粋な創造のエネルギー、限りなく純粋な愛だ・・・」

「アミ小さな宇宙人」第3章 アミと名づけられた宇宙人との会話より引用

 

でももし悪を知らなかったとしたら、どうして善を知り、善をよろこぶことができる?どうそれを評価できる?

もし、生まれてからずっと目が見えずにいた人が、ある日突然見えるようになったとしたら、目が見えることを、どんなに素晴らしいと思うか、想像つくだろう?

身体が不自由になった人が数カ月、数年のリハビリのおかげで、また元のように歩けるようになったとしたら、彼らにとっては歩けるということが、何か本当に特別なことで、感謝せずにいられないことに違いない。それにひきかえ、きみは少しもそれに気がつかずに歩いている。歩くことになんの意味もみいだせないでいる・・・

「アミ小さな宇宙人」第3章 アミと名づけられた宇宙人との会話より引用

 

文明世界と呼ばれるための三つの守らなければならない必要条件は、第一に宇宙の基本法を知ることだ。この法を知って実行するように心がければ、あとの二つを実行するのは簡単なことだ。第二は世界の統一をはかること、たったひとつの政府をつくるべきなんだ。第三は、宇宙の基本法に基づいた組織づくりをすること

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

地球に原爆が落とされた後、我々の円盤が頻繁に目撃されはじめた。それは地球人が宇宙で唯一の知的生物でないという証拠を、残すために意識的にしたものなんだよ。それがひとつの情報だよ。その後、円盤の目撃回数を増加させた。これがまた別の情報だ。次に我々を撮影するようにさせた。同時に幾人かの人、例えばきみのような人との小さな接触の機会をつくった。またメッセージを、人々の脳波に送った。これらのメッセージはラジオの音波のように空気中にあり、全ての人に届くけど、ある人はそれを受信するのにふさわしい受信器をそなえていて、別の人はそなえていない。メッセージを受け取った人の中には、それを自分自身の考えとして受け取ったり、また他の人は神からの霊的なインスピレーションとしてとらえ、また別の人は我々宇宙人のメッセージと考える。ある人はこれらのメッセージを、かなり自分の考えやその信仰によって歪曲して表現したり、また別の人はかなり純粋に表現する

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

他の文明の自由に対する我々のかかわり方は、彼ら自身の決めた運命にまかせておくしかないということなんだ。進歩という問題はとてもデリケートな事柄でやたらに干渉することはできない。ただきみのようなある特別な人を通して、わずかにほのめかすことしかできないんだ・・・

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

子どもの童話のように、おとぎ話のように書くんだ・・・そうでないと人はみな、きみを嘘つきか頭がおかしいんだと思うよ。それに子どもに向けて書くべきだ。小説を書くのが趣味のきみのいとこに手伝ってもらうといい。きみが話して彼が筆記する

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

その本は情報のひとつになる。でもこれ以上のことは、我々には禁止されているんだ。でも、もう、進んだ文明を持った悪い宇宙人が、地球を侵略する可能性が全然無いってこと聞いて、安心した?

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

そうだろう。でも、地球人が悪を克服しないうちに、我々が生きのびることを手助けしたとしたら、地球人は直ぐに他の星を支配したり搾取したり征服したりするだろう・・・でも進歩した宇宙というのは、平和で、愛と親交に満ちたところなんだ。そのうえ、他の種類の強大なエネルギーがあるんだ。その前では、原子力エネルギーは太陽の前のマッチの火のようなもんだよ。ある乱暴な人たちがこのエネルギーを所有し、文明社会の平和をおびやかすような、さらには宇宙の大災難まで招くような、危険を犯すことはできないんだ・・・

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

もし、人生やその瞬間が美しいと感じはじめたとしたら、その人は目ざめはじめているんだ。目ざめている人は、人生は、素晴らしい天国であることを知っていて、瞬間、瞬間を満喫することができる・・・でもあまり多くのことを未開文明に要求するのはよそう・・・自殺する人もいる。なんてバカなことか気がついたかい。自殺するなんて!

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

「一般的に言って、この地球の人でさえ、悪よりも、善の部分を多くもっている。みな自分のしていることは正しいと思ってやっている。ある人は間違いをおかす。でもたいていは過失から出たことで、悪意があってやったんじゃない。たしかに人は否定的な催眠状態になると笑顔も消え、しまいには危険な状態におちいりかねないというのは本当だ。でも、彼らの良い側面をひき出すようにしてあげれば、彼らもきみに良い返答をしてくるし、彼らの悪い側面ばかりに目がいくと、今度はきみに敵意をむき出しにしてくるんだ。でも全ての人は、ある時には遊び好きなんだよ」
「じゃ、どうしてこの世には幸福より不幸のほうが多いの?」
「それは人が悪いのじゃなくて、古いシステムを使っている組織がいけないんだ。人間は進歩してきたが、システムがそのまま変わらずにいる。悪いシステムが人を傷つけ、不幸へと追いやって、しまいに間違いをおかすようにさせる。でも良いシステムの世界的組織は悪人を善人に変える力があるんだよ」

「アミ小さな宇宙人」第4章 人を幸福にしないシステム より引用

 

それはきみの野ばなしになった想像力のせいだよ。コントロールのできない想像力は、それが生み出した恐怖で人を殺すこともできるし、善良な友だちばかりの中でも化け物を生み出すこともできるんだ。我々の内部の生み出した想像の化け物をね。でも現実はもっと単純で美しいものなんだよ・・・

「アミ小さな宇宙人」第5章 誘拐!より引用

 

宇宙の未開文明世界は我々から見ると、とても恐ろしい規律違反を犯している。たった今この瞬間にも”異端”だというだけで、多くの人々が生きたまま焼き殺されている。こんなことが多くの星で起こっているんだ。実際この地球でも数百万年前にやっていたことなんだよ。こうして話している今でも海の中では大きな魚は小さな魚を生きたまま食べている。この星はまだそれほど進化していない。人間にもいろいろな進歩の段階があるように、惑星もまた同じことなんだ。未開世界を支配している法則は我々から見るととても残酷だ。地球でも数百万年前は別の法が支配していた。全てが狂暴で攻撃的で、皆、するどい爪や牙や猛毒を持っていた。現在ではもっと進化した段階に達したおかげで、その時よりはいくらか豊かな愛が育ってきている。でもまだまだ文明社会と呼ぶわけにはいかない。まだかなりの残忍さが存在しているからね

「アミ小さな宇宙人」第7章 UFO搭乗と目撃証拠 より引用

 

アミはスクリーンの波長を合わせた。すぐ戦争の場面がうつし出された。近くに子どもや老人も住んでいる建物をめがけて、兵士が戦車からロケット弾を発射している。

「これは地球のある国で、今、実際に起こっていることだけど、我々は何もできない。それぞれの惑星や国や人間の進歩に関しては、誰も干渉すべきではないんだ。結局、みな、修行期間中なんだ。僕もかつては残酷な野獣だった。そして別の野獣にズタズタにされ殺された。また、野蛮な段階の人間だった時もあった。人を殺し、自分もまた殺された。とても残酷な体験をしてきたんだ。なんどもなんども死んで、少しずつ宇宙の基本法則にそった生き方を学んでいった。今、僕の人生はずっと良くなっている。でも誰にも神のつくった進歩のシステムに反することはできないんだ。このカップルは宇宙の法を破っている。我々を偉大で荘厳(そうごん)な神と混同し、神にささげるべき崇拝と愛を我々のほうに向けている・・・さっき見た兵士も殺してはいけないという宇宙の法を破っている。彼らはその代償を自分で支はらわねばならない。こうやって少しずつ学んでいくんだ。ある人間とかある世界が一定の進歩の段階に達したときのみ、進歩のシステムに違反することなく我々の援助を受けることができるんだよ」

「アミ小さな宇宙人」第7章 UFO搭乗と目撃証拠 より引用

 

「じゃ、どうしたら七○○度以上あるかどうか、知ることができるの?」
「それは簡単だよ。なんの利害もなく、人のために尽くしている人はみな、七○○度以上あるんだよ」
「きみは、前に、人はみな、他人に対して、良い行いをするように心がけるべきだと言ったけど・・・」
「僕が言った他人っていうのは、それは単にに自分の家族とか、自分の所属している組織とか団体とか友だちとか仲間だけという意味じゃないんだよ。また、良いと言ったときは、宇宙の基本法に反していない行いを意味しているんだ・・・」

「アミ小さな宇宙人」第8章 オフィル星と地球を脱出した人々 より引用

 

「都市形態っていうのはね、たくさんの欠点があるんだよ。そのひとつとして一ヵ所にあまりにも多くの人々が集中するために生じる精神の異常によって、人々にも、惑星にも悪影響を与えることがある」
「惑星にも?」
「惑星だってそれぞれ進化の異なったひとつの生命体なんだよ。唯一、生命のあるものから生命が生まれるんだ。みな、依存していてお互いに関係し合ってるんだよ。地球の起こすことは、そこに住んでいる人々に影響を与えるし、反対に人々のすることが地球に影響を与えるんだ」
「でも、どうしてたくさんの人が一カ所に集中することが、精神の異常を生み出すの?」
「なぜなら人々は幸せじゃないからね。それを地球が知覚するんだよ。人々には、自然や空間が必要なんだ。花や木や庭が・・・」
「ずっと進歩している人たちにも?」
と当惑して聞いた。
アミが言うように、未来の社会は、”農園”のような生活形態になるというのに対し、僕は全く逆に考えていた。映画にあるように、人工衛星都市とか巨大なビルの大都会とか地下都市とかをイメージしていた。そして、そこらじゅうプラスティックに囲まれて生活している・・・。
「進歩している人間ほど、そうだよ」

「アミ小さな宇宙人」第8章 オフィル星と地球を脱出した人々 より引用

 

たいてい皆、ひとりでなく何人かのグループで歩いていた。お互いにおしゃべりしながら、腕や肩を組んだり、手をつないだり、また、出会ったときや別れるときなど、たいへん愛らしいしぐさをし、とても明るく陽気で、つまらないとりこし苦労などしてないように見えた。
「前にも言ったろう。彼らは先々のことをいろいろ想像して、思い悩んだりなんかしないんだよ。ただ、この今を充実させることを、まず心がけているんだ、きみにもこれは学んでほしいね」
地球では、人々はとても深刻な顔つきで歩いているのに、ここオフィルではまるで、みな、お祭りか何かのように浮き浮きしていた。
「どうしてみんな、あんなにうれしそうなの」
「生きることを楽しんでいるからさ。それじゃまだ、何か不足だとでも言うのかい?」
「でも問題は、かかえてないの?」
「ものごとを問題としてとらえるのでなくて、乗りこえるための自分自身への挑戦として解釈しているんだよ。だからここではみんな元気だ」

「知覚することだよ。見えるもの、聞こえるものに、喜びを感じること、手で触れること、自覚して呼吸すること、嗅ぐこと、味覚を味わうこと、たった今の現在を満喫することだよ。きみは今、この瞬間、幸せかい?」

「アミ小さな宇宙人」第8章 オフィル星と地球を脱出した人々 より引用

 

「好きということはひとつの愛のかたちだ。愛がなければ楽しみもない。意識がなくても同じことだ。思考は人間のもっている可能性の中で、三番目に位置する。第一位は愛が占める・・・我々は全てを愛するように心がけている。愛をもって生きるほうが、ずっと楽しく生きられるんだよ。きみは月が好きでなかったね。でも、僕は好きだ。だから、きみよりよけいに楽しんでいるし、より幸せなんだよ」
「じゃ愛が、人間の持っている可能性の最高のものだ」
「そのとおりだよ。やっとわかったね。ペドゥリート」
「それ、地球では、みんな知っているの?」

「きみはそれを知っていたかい?学校でそれを教えてくれたかい?」

「ううん、教えてくれなかった」

「地球じゃ、思考こそが最高だと思っている。つまり、やっと第三位の水準にいる。だから、よく考える人のことを、賢者とか物知りって言うんだ」
「どうして、こんな単純なことがわからないんだろう?」
「なぜなら、ふたつあるうちのたったひとつの脳しか使わないからだ。思考では、愛を味わうことはできない。感情は思考とは異なったものだ。でも、なかには感情とは何かとても原始的なもので、それは思考にとって変わられるべきだという考えを持つ人もいて、戦争やテロ行為や汚職、自然破壊などを正当化する理論をつくりあげてしまっている。今、地球はそのとても”インテリな”考え、その”素晴らしい”理論のおかげで、消滅の危機にさらされているんだよ」
「きみの言うとおりだ、アミ、地球じゃものごとを、全く逆に考えている」

「アミ小さな宇宙人」第8章 オフィル星と地球を脱出した人々 より引用

 

「もし、思考が、愛のために使われているとき、愛のために奉仕している時には、たいくつというのはありえないんだよ」

「アミ小さな宇宙人」第8章 オフィル星と地球を脱出した人々 より引用

 

そういう人たちは、とてもむじゃきなんだよ。我々はたんに存在しているだけでなく、地球人のすることをいつも注意深く観察しているんだ。宇宙全体はひとつの生きている有機体なんだよ。だから我々は、未開文明の科学の新発見を、安心して見ているわけにはいかないんだ。前にも言ったように、ある種のエネルギーの悪用は宇宙の均衡を崩すことになるし、もちろん我々の世界もその中に含まれている。全てみな、はね返ってくるんだよ。だから、我々はなんとか、地球人がこの危機を乗りこえてくれるようにと働いているんだよ

「アミ小さな宇宙人」第9章 宇宙の基本法 より引用

 

ペドゥリート、”きみのもの”って、きみが言いたいのは所有ということだと思うけど・・・それは前にも言ったように、全てのものがみんなのものなんだよ。必要な人が、必要なものを、必要なときに使うんだ

「アミ小さな宇宙人」第9章 宇宙の基本法 より引用

 

「法律はないの?」
「ある。でも、例の基本法に基づいていて、全ての人々が、幸せになるようにつくられているんだ」
「じゃ、もう、そろそろ、その素晴らしい法を教えてくれても・・・」
「もうちょっとの我慢だよ」
笑って言った。
「じゃ、もし、その法を誰かが破ったとしたらどうなるの?」
「当然、苦しむね」
「罰したり、牢屋に入れたりするの?」
「ここには罰もなければ刑務所もない。もし誰かが何か過失を犯した場合、その人自身が苦しむことになるんだよ。つまり、自分で自分を罰するんだ」
「自分で自分を罰する?それ、どういうこと?アミ」
「ペドゥリート、例えばきみは、おばあちゃんのほおを殴ったりする?」
「なんてこと言うの?そんなこと絶対しないよ!・・・」
「もし、仮に殴ったと想像してごらん。どう感じる?」
「そりゃ、とても心が痛むよ。とても後悔するし、耐えられないことだよ・・・」
「それが、自分で自分を罰するということだよ。人が罰することも、投獄することも必要ない。例えば、ここには誰もしないことがあるけれど、それは法が禁止しているからしないんじゃないんだ。きみはおばあちゃんを傷つけたり、侮辱したり、彼女のものを盗んだりなんかしないだろう。それどころか、反対に助けたり保護したりするだろう」
「うん、もちろん。だって僕、おばあちゃんのこと愛しているもん」

「ここは、みんな、愛し合っているんだ。みんな、兄弟なんだよ」
突然、まるで、目からうろこが落ちるように理解できた。アミの説明のおかげで、彼が言おうとすることの全てがわかった。この世界の人々は、お互いに、みんな愛し合っている大きな家族なんだ。だからみんな全てを分かち合って仲よく生きているんだ。そう考えると、とても単純なことのようにさえ思えた。
「宇宙の全ての文明世界は、みんな同じように組織されているんだよ」
「それじゃ、組織の基本は愛なの?・・・」
「そのとおり、ペドゥリート。やっとわかったね。それが宇宙の基本法なんだよ」
「え!どれが?」
「愛が」
「愛?愛が法なの?・・・僕はまた、何かもっとずっと複雑なものかと思っていたよ・・・」

「とても単純で、素朴で、しごく当たり前のことのようであるけれど、これを感じ体得するのは容易なことじゃない。だからこそ進歩が必要となってくるんだ。進歩とは、愛により近づいていくということを意味しているんだ。もっとも進歩した人が、より崇高な愛を体験し、より深い愛を表現するんだ。本当の人間の大きさとは、ただ、その人の愛の度数によって決定されるんだよ・・・」
「でもどうして、そんなに大変なことなの?」
「うん、それは我々の内部には障害があって、それが我々の一番素晴らしい感覚である愛を、阻んだり、ブレーキをかけたりしているんだ」
「その障害って?」
「エゴだよ。自我、自己、うぬぼれ。我々自身に対する間違った考え。ニセの自分だよ。人にエゴがたくさん育っていると、他人よりも自分がずっと重要だと考えるようになり、人を軽蔑したり、傷つけたり、利用したり、他人の人生を支配する権利まであるように思いこんでくる。エゴは愛が育つさいの大きな障害になっているから、他人に対するいつくしみ、思いやり、あわれみ、やさしさ、愛情などを感じさせにくくするんだよ。例えば、エゴイスト・・・自分以外には全く興味をもっていない。自己崇拝者・・・自分以外の誰も崇拝しない。自己本位者・・・自分のことしか話さない。自己中心主義者・・・宇宙が自分を中心にまわっていると思いこんでいる人。人間の進歩とは、エゴを減少させて、愛が育っていくようにすることを言うんだよ」
「じゃ、地球人は、エゴをたくさん持っているっていうことなの・・・」
「それは、それぞれの人の進歩の度合いによるよ。」

「アミ小さな宇宙人」第9章 宇宙の基本法 より引用

 

「また、他人に”勝つ”、他人より上にぬけ出すという考えだね。それは競争だし、エゴイズムだし、そして最後には分裂だよ。そうじゃなくて、ただ、自分自身と競争して自分自身にうち勝つべきなんだよ。他人と競争するのじゃなくてね。進んだ文明世界には、そういった同胞との競争は全く存在しない。それこそ、戦争や破壊の原因になりかねないからね」

「アミ小さな宇宙人」第10章 宇宙親交と救済計画 より引用

 

「ペドゥリート、いいかい。進歩した世界には宇宙親交というものが形成されているんだよ。全ての人はみんな、兄弟だし、友達なんだよ。誰も迷惑をかけない限り、我々の行き来は、全く自由に行われている。なんの秘密もなければ禁止もない。戦争もなければ、暴力もない。暴力は未開文明に特有のもので、未開人の形成している社会の特徴なんだよ。我々の間には競争もなければ、誰も兄弟からぬき出ようなどといった野心を持っている人はいない。ただ、みな人生を健全に楽しむことだけを望んでいる。そして人々を愛しているから、我々の最大の幸福は、人に奉仕し、援助すること、そして人の役に立っていると感じられることによって得られるんだ。みんな、平和に対するはっきりとした認識をもっていて、創造者を愛し、命を与えてくれたことに感謝し、それを十分に満喫する。人生とは我々にとって科学がどんなに発達しようと、とても単純なものなんだよ。
もし、地球の人が生き延びて、エゴイズムや人間不信を克服できたときには直ぐにでも、宇宙親交の仲間に入れてあげることができる。もしそれが実現すれば、人生は今までのように生き延びるための、過酷で激しい生存競争から解放され、全ての人に幸福な生活が訪れはじめるよ。その時には我々は、地球が平和で不正のない連合した世界になるために、必要なものを全て与えよう」
「アミ、とても美しくて、素晴らしいことだね」
「だって、本当のことだからね。真実だけが美しいんだよ。地球に帰ったら一冊の本を書きなさい。それがひとつの声となり、ひと粒の砂となり、第一歩となるためにね」

「アミ小さな宇宙人」第10章 宇宙親交と救済計画 より引用

 

「ペドゥリート、きみは本当に、むじゃきなんだね!地球じゃ現に今でもどこかで戦争をやっているんだ。それも残酷のかぎりをつくしてね。全く深く眠っている。とても深刻で、厳しく、本当に重傷だね。でも、宇宙の真実はそんなものじゃないんだ。もっとずっと美しいものなんだよ。野に咲いている花が厳しいかい?」

「もし、国を支配している人たちや軍隊が、花の創造者だとしたら、きっと、花びらのかわりに弾丸を、茎のかわりに非人道的で横暴な法をおくだろうよ・・・」

「アミ小さな宇宙人」第10章 宇宙親交と救済計画 より引用

 

「じゃ、誰も僕のこと信じないの?・・・」
「子どもたちと、子どものような心をもった人たちは信じるよ。でも、たいていの大人は恐ろしいことだけが真実と思っている。物欲ばかりに目が行って、武器を崇拝したり、美しいものや真実などには全く興味がない。闇を光と思っている。人生の価値を完全にとりちがえているんだ。これらの人々は、きみが書く本には全然興味をもたないよ。でも子どもたちは別だ。真実は美しくて平和だっていうことを知っているからね。彼らがきみを通して伝えた我々のメッセージを普及させることに貢献するだろう。我々は、決められた枠の中で人類のために救助をする。地球の人たちは、今、自分自身で努力しなければならないときを迎えているんだよ」

「アミ小さな宇宙人」第10章 宇宙親交と救済計画 より引用

 

「平和のために何か貢献している人は、みなよい水準に達している。何かできるにもかかわらず、何もしない人たちは、本当に冷淡な人か、共犯者なんだよ。愛が不足している。良い水準に達していないんだ」

「アミ小さな宇宙人」第10章 宇宙親交と救済計画 より引用

 

「僕の星じゃ、とても貴重がられているんだよ。我々の土地でも栽培をはじめたけど、まだまだ地球のものほど美味しくはつくれないんだ。だからあんず畑にはよく”UF0″が出現するんだよ・・・」
と言って赤んぼうのようなむじゃきな高笑いをした。
「じゃ、盗むわけ?」
と驚いて聞いた。
「盗む?盗むってな~に?・・・」
とアミは、とぼけて聞いた。
「人のものを取ることだよ」
「ああ、また、所有の問題か。我々にはどうも、我々の世界の”悪い習慣”をさけることができないようだね。でも、たかがあんずを五個か六個、取ることがねえ」
と笑って言った。
おかしかったけど、何か同意できなかった。果物ひとつにしろ、百万ドルにしろ、盗むことには変わりないと思った。
「どうして地球では、何か必要なものを、タダで取るのがいけないんだい?」
とアミが僕に聞いた。

「何言ってんの。もし、何ももらえないとしたら、誰も苦労して、働きはしないよ・・・」
「じゃ、愛がないんだね。エゴイズムだよ。代償が何かもらえないなら、何も与えないなんて・・・」
アミは何かを真剣になって言う時には、思慮深いほほえみをたたえた独特の表情をする。
僕があんず畑の持ち主だとしたらどうだろうと想像してみた。僕が、苦労してせっかくつくったあんずを、誰かがやってきて一銭も払わずに取りはじめる。やがて、今度は、”ならず者”が、トラックを乗りつけてあんずをみんなもっていってしまう。僕はなんとかやめさせようとするけれど、あんずを山積みにしたトラックの男は少し遠のいてから、僕をからかってこう言う。
「やーい、やーい、おまえさんには、愛がないのかい。エゴイストめ、ハッハッハッ・・・」
「全く、なんという人間不信だ!」
アミは僕が頭の中に描いていたスクリーンの映画、を見て、ため息をつきながら言った。
「文明社会では、誰も人を”利用したり”なんかしない。いったい、その男は、トラックいっぱいに積んだあんずを、どうしようっていうんだい?」
「もちろん、売るに決まっているじゃない・・・」
「我々は誰も売ったり買ったりなんかしないよ。第一、お金なんか存在していないんだからね・・・」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

このことから、
現在の地球の古いシステムである”お金”を無くさない限りは我々の進歩・発展は無いと言えそうですね。
なので、今後、意識進化すると地球上からお金のシステムが無くなることは容易に想像がつきます。そう遠くはないかもしれません。

「わかったよ、アミ。でも、どうしてタダで働けるの?」
「もしね、きみに愛があるなら、人に奉仕できることで幸福に感じるし、同時に、人から奉仕を受ける権利を持つんだ。例えば隣の家に行って必要なものを持ってこられるんだ。もし必要なら牛乳屋からは牛乳を、パン屋からはパンをね。でも、こんなふうにみんなばらばらに無秩序にやるのではなく、組合が組織されていて、配給センターに運んで、きみが働くかわりに機械がやってくれるんだよ・・・」
「じゃ誰も、何もする必要ないや!」
「いつもすることは何かあるよ。機械を点検したり、より使いやすいものに改良したり、我々を必要としている人々を助けたり、我々の世界や自分自身をより完璧な方向に近づけたり、もちろん、自由な時間を楽しんだりね」
「でも、いつも人を利用することばかりしか考えないで、それ以外何もしない人は、いくらでもいるよ」
トラックの男を思い出して言った。
「きみが言うような、ならず者は、進歩の段階が低いんだよ。400度以下でたくさんのエゴと、ほんの少しの愛しかもっていない。実際、自分をぬけ目なく賢いと思いこんでいる、けれど、でも本当は大バカ者なんだよ。その程度の水準じゃとても文明世界に入ることはできない。文明世界の人とは、人に役立つことで幸せに感じられる人のことなんだ。ここではたくさんの人が楽しんでいるけど、大部分の人は、別のところにあるピラミッドの中の研究所や大学で働いていたり、遅れている惑星に使命を果たすためにミッションとして出かけ、奉仕したりしているんだ。人生とは幸福になることだし、それを十分に楽しむことだ。でも、最大の幸福は、人に奉仕することによって得られるんだよ・・・」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

 

「ところで、ここの警察はどうなっているの?」
「警察だって?なんのための?」
「警備したり、悪人を取りしまったり・・・」
「誰が悪人なの?」
「ここには、悪い人がいないの?」
「誰も完璧な人はいないよ。でも、700度以上はもち合わせていて、前むきで的確な情報と適度な刺激と愛をともなった社会組織の中にいるので、みんな、同胞に対して害を与えるということがない。”悪人”になる必要がないんだよ。だから、警察もいらないんだ・・・」
「信じられないな!」
「信じられないって、でも別の世界では、人々がお互いに殺し合っている・・・そっちのほうがずっと信じられないことだよ」
「ほんとにそのとおりだ。今、はっきり気がついたけど、いつか地球がオフィルのような平和な世界に到達することは、不可能のような気がしてきたよ。僕たちは悪だ。愛があまりにも欠けている。僕自身だって何人か好きじゃないヤツがいる」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

 

「それは極端論的な思考法だよ。いつも理想化せずにはいられない。つまり地球人の典型的な考え方というわけなんだよね。全くあわれみもなく人を殺したり、拷問にかけたり、だましたり、物欲のみに生きたり、まだまだ、とても低い発展段階だよ。にもかかわらず平気で完璧さを求めるなんて!・・・ただ武器を放棄しただけで十分なんだ。そしてみんな、仲よく家族のように平和に暮らす。それで十分なんだよ。それを実現するのに何も人間に完璧さなんかを、要求しなくっていいんだ。ただ、他人を傷つけることをしなくなるだけで十分なんだよ。そのほうが完璧さを求めることなんかよりも、ずっとやさしいことなんだ。指を”パチッ”と鳴らしただけで、世界が直ぐにでも平和になれるんだ。それはとても考えられないことであり、不可能なことであり、ユートピアなんだ。でも、なんと反対に、地球人には”完璧さ”はまるで可能のように思っている・・・そして現実には、人類のために何もしようともせず、ただ他人や自分の些細な粗さがしのみに専念しているんだ。」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

 

「もし誰かが川でおぼれていたとする。きみはその川岸でただ神にお祈りをしているだけで、その人に対して何もしないとする。それで神がきみに対して満足すると思う?」
とアミが僕に質問した。
「よくわからない・・・でも・・・僕のお祈りが神を喜ばせるんじゃない・・・」
「ペドゥリート、宇宙の基本法はなんだったっけ?」
「愛だよ」
「じゃ、きみの兄弟がおぼれているあいだ、ただ手をこまねいてお祈りをしているのと、彼の命を救うのと、どちらの行動に、より愛があると思う?」
「よくわからないな。でも僕のお祈りで、より神を愛していることになるとするなら・・・きっと神は・・・」
「別の例を出してみよう。きみに二人の子どもがいたとする。ひとりは川でおぼれかかっている。別の子はきみの肖像をおがむことに専念して、自分の兄弟を助けようともしない。この行為が正しいと思う?」
「とんでもない!僕の子を助けてくれたほうが何百倍も良いに決まっているよ。でも・・・神は、僕みたいな普通の人間とは違うんじゃないの?」
「違う?でも、どうして?虚栄心が強くて、利害にさとく、いつも人々から崇拝されていることばかり望んで、自分の子どもたちの運、不運に全く無関心のような?・・・完璧でないきみでも、そんなふうにはしないだろう。ましてや完璧である神が、きみより劣るようなことをするだろうか?」

「アミ、そんなふうには、一度も考えたことがなかったよ・・・」
「神は”おぼれかかっている世界”に対して全く役立たずの無関心で、ただただ妄想的な”自己救済”や、個人の”完璧さ”や、”進歩”だけにのみ関心のある信心顔をした人よりも、信仰者でなくても、兄弟に対していつも心をさいている人のほうを好むんだよ」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

 

「それには気がつかなかったよ。アミ、でもどうして、そんなに神について知っているの?」
「だって、神は愛だからね。愛を感じ、体験する人が、神を感じ体験する人なんだよ。人を愛せる人が、ただ人の役に立つことを望むんだよ」

「アミ、きみの宗教は?」
「ないね。いや、あると言えばあるかな。よくわからないけど・・・宇宙の宗教。全ての進歩した宇宙の宗教とは、愛をもって生きることにある。だって愛は神だからね・・・それ以外、全く信仰のシステムなどもっていない」
「ひとつをのぞいてね」
「ひとつって、何?ペドゥリート」
「うん、愛が、基本的な宇宙の法だってこと」
「ペドゥリート、宇宙の基本法は信仰じゃなくて法なんだよ。科学的にも精神的にも立証されていることなんだよ。我々にとって、科学と精神性(霊性)は同じことなんだ。やがて地球でも科学が愛を発見したときには、同じようになるよ」

「アミ小さな宇宙人」第11章 科学が霊性を発見するとき より引用

 

“愛に基づいている、全てのもの・・・
友情や夫婦
家族や組合
政府や国家
個人のたましい 人類のたましい
これらは、みな、
堅固で確実で、
繁栄し、実を結び
壊れることを、知らない・・・”

僕にはそれを言っている人が、ほとんど”見える”ようだった。それは、これらを唱えている人からではなく、僕にはまるで神が言っているように感じた。

“これが、わたしの掟だ。
・・・これが、わたしの約束であり、
わたしの法だ・・・”

「ペドゥリート。キャッチしたかい?」
アミが僕に聞いた。目をあけた。
「うーん・・・これ、いったい何のためにやっているの?」
「このメッセージは、ずっと深いところ、そう、神からきているんだ。そしてここにいる人たちは、それをキャッチして、地球のようにあまり進歩していない世界に再送信しているんだ。向こうで、誰かが受信するんだけど、必ずしも純粋に再生するとはかぎらない。それは、受信する人の意識の水準によるんだよ」
「意識の水準?それ何のこと?」
「ふたつの脳のバランスの度合いのことだよ。受信する人のこのバランスが正しくとれていれば、メッセージを正確に受け取って、新しい時代の創造のために使われるけど、そうでないとゆがんで解釈されて、反対に、恐怖や混乱や暴動などが増加することになるんだよ」
「新しい時代だって?」
「うん、”水がめ座の時代”のことだよ」
「その”水がめ座の時代”って?」
「地球という惑星の新しい発達段階で、数千年ものあいだ続いた野蛮な時代の次にくる、新しい愛の時代のことだよ。地球もより繊細な宇宙エネルギーに支配されるようになり、全ての人の愛の成長を助けるようになるんだ。地球の人も、もうオフィルのように幸せに生きることができるようになるんだよ」
「う~ん。でも、どうして、まだ、できないでいるの?」
「それは、今だに、時代遅れの古い考えと、新しい時代には順応できないシステムに従い続けていて、それが、人々を傷つける結果となっているんだよ。でも、人々は幸せになるために生まれてきているんであって、傷つくために生まれてきているんじゃないんだ。だから、我々もこの”救済計画”にのっとって、働いているんだよ。最近地球で、愛についてよく語られているのに、気がついたかい?」
「ああ・・・そう言えばそうだ」
「それは、この”水がめ座の時代”に入り、これらのメッセージを受け取る人が多くなり、その多くの人が、前にもまして強くなったこの愛の放射の力を、感じているからなんだよ」
「じゃ、どうして、今、地球には、より多くの苦しみがあるの?もっと前の時代には、世界大戦だとか貧困だとかペストだとかあったにしても・・・」
「人々は、以前、残酷な行為に対してそれほど繊細ではなく、戦争も当然のことと考えていた。でも、今はもう違うんだ。大部分の人はただ平和に生きることを願っている。”新しい時代の人間”は、より繊細な放射の影響を受け、かわいそうに苦悩に対してより敏感で、より傷つきやすくなっているんだよ。ペドゥリート」

「アミ小さな宇宙人」第12章 宇宙生命体への階段 より引用

 

「より進歩した人間ほど、子どものようになってくるんだ」
とアミが説明してくれた。
「ここには、こういったものがたくさんつくられている。進歩した大人の精神は、まるで子どもとそっくりだ。だから我々には、こういった遊びとか、幻想とか、創造といったものが必要なんだよ・・・。でも最大の遊び、幻想、創造といえるのは大宇宙であり、その創造者は愛だ・・・」
「神?」
「愛は神だからね・・・我々の言葉では、創造者とか神性とか神とかを意味するのに、たったひとつの言葉がある・・・それは、”愛”という言葉で、いつも大文字で書きあらわすようになっている。いつか地球でも、同じようにするようになるだろう・・・」

「アミ小さな宇宙人」第12章 宇宙生命体への階段 より引用

 

「愛をたくさん持った人間なんかじゃない。神は愛そのものなんだ。愛が神なんだよ
「アミ、僕、ちょっと、わかんない」
「きみに前に言ったけど、愛は力であり、振動であり、エネルギーであって、それらの量は、例えば、”センソ・メトロ(感覚計)”のような器械で、測定することができるって言ったの覚えているね」
「うん、覚えている」
「光もまた、同じように、エネルギーであり、振動なんだよ」
「本当に?」
「うん。X線も、赤外線も、紫外線も、そして思考も、みな異なった周波の”同じもの”の振動なんだよ。周波が高けりゃ高いほど、物質やエネルギーがより繊細になる。石と思考は、異なった周波の”同じもの”が振動したものなんだよ・・・」
「ふ~ん。で、その”同じもの”って、いったい何なの?」
「愛だよ」
「本当に?」
「そうだよ。みな、全て愛なんだ。全てが神なんだよ・・・」
「じゃ、神は宇宙を純粋な愛でつくったの?」
「神が”つくった”というのは、ひとつの表現であって、実際には神が、宇宙や、石や、きみや、僕や、星や、雲に”変化する”ことなんだよ・・・」
「ということは・・・僕も神っていうこと?」
アミは優しく笑って、こう言った。
「海のひとしずくが、例え同じ物質でできていたとしても、海だとは言えないだろう。きみは神と同じ物質からできている。きみは愛なんだよ。進歩が少しずつ、我々の真のアイデンティティである”愛”を認識させていくよ」
「じゃ、僕も愛なの?・・・」
「当然だよ。自分自身のこと、さし示してごらん」
「よくわかんない、アミ」
「僕、と自分のことを言うとき、自分の身体のどの部分を指さして言っている?”自分”と言って指さしてごらん」
自然に胸の中心を指さして”僕”と言っているのに気がついた。
「どうして、例えば、お腹や喉や額を、ささないのかな?」
胸以外のところをさしているのを想像したら、とてもこっけいに感じた。
「自分でも、どうして胸を指さしたかわからないや」
「なぜならね、そこに、本当のきみがいるんだよ。きみは愛だ。そしてそのハートの中に、きみの住まいがあるんだよ。きみの頭は、例えば、一種の潜水艦の”潜望鏡”のようなもので、きみに(と言って僕の胸をさして)外の様子を知覚させる役目を果たしている。その”潜望鏡”と内部にある”コンピューター”である頭脳のおかげで、ものごとを理解したり、生命機能を司ったり、手足は、ものを取り扱ったり、身体を移動させたり、でもきみ自身はここにいるんだ。(ふたたび僕の胸を指さした)きみは愛だ。だから、どんなことでも愛に反した行いは、きみ自身に反した行いになり、愛である神に反したことにもなるんだよ。だからこそ、宇宙の基本法は愛であり、愛が人間の最高位のもので神の名を愛と言うんだ。宇宙の宗教とはまさに、愛を感じることであり、愛をささげること。これにつきるんだよ。これが僕の宗教なんだよ。ペドゥリート」

「アミ小さな宇宙人」第13章 万物を生み出すエネルギー より引用

 

「どこの国でもそうだけど、家族を組織するのと同じように、つまり、みな、協力して働いて、利益を公正に分配するんだよ。もし五人だったら、五つのリンゴをひとつずつそれぞれが受け取る。きわめて明快なことだよ。愛が無いと上に立った人はエゴをむき出しにして、自分のエゴイズムを正当化するために、ものごとを複雑に絡ませる。でも愛があれば、全てがみな透明で、とてもはっきりしている!」

「アミ小さな宇宙人」第14章 掃還 より引用

 

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